退職代行サービス「モームリ」を運営する株式会社アルバトロスが、警視庁による家宅捜索を受けたというニュースが連日の話題になっています。報道では「弁護士法違反の疑い」が指摘され、10月24日に発表された公式コメントでは「現在の顧問弁護士との契約を解除し、役員体制を見直す」と明記されました。
SNS上では「モームリ 顧問弁護士は誰?」といった投稿も急増し、関連ワードの検索数が上昇しています。
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モームリに契約解除された顧問弁護士は誰?特定は?
モームリの公式サイト(※現在は削除済み)では、以下のように記載されていました。
弁護士監修の適正業務
オーシャン綜合法律事務所 梶田潤弁護士・弁護士法人みやび 佐藤秀樹弁護士監修のもと、法律に則った適正な業務を行っています。創業時のサービス内容確認から始まり、代行業務の際も法的案件は確認を取って対応しています。
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(出典:モームリ公式サイト)
この文面からも分かるように、モームリは創業当初から弁護士監修の体制を取っていたことが明示されています。特に、オーシャン綜合法律事務所の梶田潤弁護士と、弁護士法人みやびの佐藤秀樹弁護士の2名が法的監修として名を連ねていました。
しかし、今回メディアで報道された**「顧問弁護士との契約解除」**が、この監修に携わっていた2名の弁護士を指すのかどうかについては、現時点で明確な発表はありません。顧問契約と監修契約は本来別の形態であり、どの範囲まで関与していたのかは不明です。
この公式文面のように、モームリは法的な信頼性を前面に打ち出していたサービスでした。だからこそ「顧問弁護士の契約解除」という発表が波紋を呼んでいます。弁護士名が公式に掲載されていたからこそ、今後その“関与の範囲”が注目されるのは当然といえるでしょう。
梶田潤弁護士とは何者?wikiプロフ・経歴・学歴

名前: 梶田 潤(かじた じゅん)
肩書き: 弁護士法人オーシャン代表
登録: 東京弁護士会所属(司法修習62期)2009年弁護士登録
出身大学: 早稲田大学法学部 → 上智大学法学研究科法曹養成専攻卒業
専門分野: 国際法務、外国人労務、企業顧問、入管案件など
オーシャン綜合法律事務所は外国人が関係する案件に強く、1,000件を超える事案を取り扱ってきた実績があります。梶田弁護士も国際離婚や外国人雇用など“有数の専門知識と経験”で知られ、国内外のクライアントに対応してきた実力派です。
梶田弁護士は北海道旭川市出身。大学では法学を専攻する傍ら、“世界史”に興味を抱き、海外(シンガポール・マレーシア・タイ・中国など)を訪れた経験があります。現地の言葉が得意というわけではなかったものの、旅先での親切な対応に触れ多くの場面で助けられたと語っています。
大学卒業後、就職を考えたとき「会社員としてただ働く」のではなく、「自分の意思で働ける環境に身を置きたい」と思うようになり、そこで弁護士という職業が浮上。学びと旅の経験が重なり、「法律を通じて、権利が守られない立場の人を支えたい」という思いが芽生え、法曹の道を選んだそうです。
モームリの顧問弁護士契約解除の報道と波紋
10月24日、モームリ運営会社のアルバトロスは以下の声明を発表。
「警視庁の捜査を受け、新たな管理体制を構築する。現在の顧問弁護士との契約を解除し、役員の体制を見直す。」
この発表を受け、「どの弁護士との契約を解除したのか?」という憶測が広がり、SNSでは「モームリ 顧問弁護士」「顧問弁護士 誰」といった検索ワードが急増しました。
“顧問契約解除”という言葉は、法務関係者にとって重い意味を持ちます。ただし解除=関与が違法だった、というわけではなく、「業務改革の一環」としてリセットするケースも多い。今回の件も、その線で見たほうが冷静な理解につながります。
SNS上での反応と注目点
SNSでは「弁護士が関わってても違法になるの?」「顧問弁護士って責任あるの?」といった声が多く見られます。中には「弁護士法違反ってどこまでがアウトなの?」という議論も展開され、一般ユーザーの法意識の高さもうかがえます。特に今回の件は“弁護士が関与することで安心”という構図に疑問を投げかけた点でも注目されています。
まとめ
今回の「モームリ顧問弁護士は誰?」という疑問をきっかけに注目されたのが、国際法務に精通する**梶田潤弁護士(弁護士法人オーシャン代表)**です。専門性の高さから監修に関わったとみられていますが、モームリが「顧問契約解除」を発表したことで、その関係性に注目が集まっています。
退職代行業界が法整備のグレーゾーンに立つ中で、今後は“法的監修”の形そのものが見直される可能性も。
サービスと法律の距離感をどう保つか—モームリ騒動は、その課題を象徴する出来事となりました。
