【特定】積丹町熊トラブル|問題発言(暴言)は海田一時副議長?猟友会出動拒否の真相

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北海道積丹町で、ヒグマ駆除をめぐり町の猟友会と町議がトラブルになった問題は、猟友会が町の要請を拒否する事態に発展してから1ヶ月が経過しました。

住民が不安を募らせる中、町がこの「出動拒否」という異常事態を、町民や議会に伝えていなかったことがHTBの取材で新たに判明。トラブルの当事者である町議の発言と、町の隠蔽体質とも取られかねない対応に、批判が集まっています。

本記事では、10月28日に報道された最新情報を元に、これまでの経緯を時系列でまとめます。

 
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積丹町熊トラブル|町議が猟友会ハンターへ暴言疑惑

この問題が表面化したのは9月27日。北海道積丹町で体重284kgのヒグマが箱罠にかかり、駆除が行われた際の出来事です。トラブルの発端は、危険なヒグマ駆除の現場における、ささいな、しかし決定的なすれ違いでした。 クマが捕獲された箱罠は、町議の自宅近くに設置されたものでした。

関係者によると、現場にいたハンター(町議と面識なし)が、後に積丹町議会の副議長と判明する男性に「誰ですか」と尋ねたところ、町議が激昂。「誰にモノを言ってるか」と応じ、ハンターが安全のため現場から離れるよう促したところ以下のような趣旨の発言をしたとされています。

〈関係者の証言による副議長の発言〉 「こんなに人数が必要なのか。金貰えるからだろ」 「俺にそんなことするなら駆除もさせないようにするし、議会で予算も減らすからな。辞めさせてやる

問題発言に至った経緯:ハンターと面識がなかったことが引き金?

現場に駆けつけた猟友会のハンターは、副議長と面識がありませんでした。この事も騒動の引き金になった可能性が高そうです。

冒頭のやり取りはハンターにとって職務上当然の安全確認でしたが、副議長にとっては、自分を(副議長と)認識しない相手からの詰問と受け取れたのかもしれません。もし双方が顔見知りであれば、このような感情的な反発には至らなかった可能性も指摘されています。

この高圧的な発言とトラブルを受け、猟友会は「これでは命を張って駆除活動はできない」として、積丹町からの出動要請を一切拒否することを決定しました。

当初、この「辞めさせてやる」と発言した町議が誰なのか、情報が錯綜していました。

関連記事:【積丹町】クマ駆除トラブルで猟友会が出動拒否!「辞めさせてやる」発言の町議は誰?

もし報道されている発言が事実であれば、公的な立場の人間が、命がけで公共の安全のために作業する人々に対し、その尊厳を踏みにじるような言葉を投げかけたことになる。猟友会が「これでは活動できない」と判断するのも無理はないとの見方が広がるのは自然な流れだろう。町民の安全を守るべき議員の言動として、適切だったのかが問われる。

積丹町熊トラブルの町議は海田一時・副議長で特定?

先月27日、副議長の自宅近くに設置された箱罠にクマがかかりました。関係者によりますと、副議長と面識のない猟友会のハンターが、現場にいた副議長に「誰ですか」と聞くと、副議長は「誰にモノを言ってるか」と応じ、ハンターが安全のため現場から離れるよう促したところトラブルに発展したといいます。

引用:HTB北海道ニュース

その後10月28日の報道で、トラブルの当事者であり、猟友会に「辞めさせてやる」といった趣旨の発言をしたとされる人物が、積丹町議会の副議長であることが判明しました。

関連記事:【特定】積丹町の海田一時・副議長とは何者?人物像や経歴を調査

この点について、HTBが副議長本人に直撃取材を行っています。 副議長は取材に対し、『何で急に撃つんだ』『こんなに人数いるのか』という話はしたと、ハンターの作業に口を出したことは認めたものの、『辞めさせてやる』とは言っていない。一町議がそんな力を持っているわけがないと、脅迫とも取れる発言については否定しています。

当初、トラブルの当事者は「町議」とのみ報じられていましたが、その後のHTBによる最新の報道(10月28日)で、個人名は明かしていないものの、この人物が特定出来る情報を公開しています。

🔷なぜ匿名から特定報道に切り替わったか

当初匿名だった報道が、なぜ「副議長」と特定する内容に変わったのか。これは、猟友会の出動拒否が1ヶ月も続くという事態の深刻さに加え、町が議会に報告していなかったという新事実も発覚し、問題の公共性が極めて高いと判断されたためだろう。トラブルの当事者が議会の重責を担う「副議長」という公人である以上、その説明責任を問うためにも、メディアとして肩書での報道に踏み切ったと考えられる。

✅注意|ちなみに、今話題になっている海田一時氏は2025年9月30日に副議長に選任されています。熊トラブルがあったのは9月27日と報道されており、海田氏の選任前に起きています。但し、10月28日の北海道ニュースの報道で『元副議長』ではなく、『副議長』と表記されている事から、現在(10月28日時点)での副議長のことを指していると考えるのが妥当です。『調べたところ、前任期令和3年度〜の副議長は田村雄一氏だと情報がありました』

副議長本人は決定的な発言を否定しているが、同時に現場の作業に口を出したことは認めている。関係者の証言と本人の主張が食い違う中、焦点となるのは、猟友会が「出動拒否」という強い決断に至った根本原因がどこにあるのか、という点だ。客観的な事実関係の全容解明が待たれる。

積丹町が猟友会の「出動拒否」状況を隠蔽?

トラブル発生から1ヶ月。猟友会が出動しない異常事態が続く中、さらに大きな問題が発覚しました。

積丹町が、猟友会が出動を拒否している事実を、議会や町民に説明していなかったのです。

この事実は、報道で初めて詳細な状況を知った別の町議・石田弘美氏の証言で明らかになりました。石田町議はHTBの取材に対し、町の対応を強く批判しています。

石田弘美 積丹町議 「情報提供がまずは大事。仮に今解決できてない状況であったとしても、こういう状況なのだと伝えることが行政としての役割」

驚くべきことに、町は今月10月9日の議会で**「クマが檻を壊したため、その修繕費」**としてクマ対策の補正予算を可決させていました。 石田町議によれば、この予算審議の場でも、肝心の「猟友会が出動しない」という事実については一切報告がなかったとのことです。

町は議会に説明しなかった理由について、**「事実関係の把握に時間がかかり、議会に報告すべきか判断に迷った」**と話しています。

町民の安全に直結する「猟友会の出動拒否」という重大な情報を、議会や町民に1ヶ月も報告しなかった町の対応は、適切だったと言えるだろうか。「事実関係の把握に時間がかかった」という理由だけで、住民の不安が放置された形になっていないか。行政としての危機管理意識や、情報開示の姿勢そのものが問われる事態だ。

不安が募る町民「警察のピストルでは対応できない」

猟友会が出動しない中、町民は深刻な不安を抱えています。

町民の声 「気持ち的にも不安、ハンターが出動してくれないなら。警察のピストルでは対応できない」

いつヒグマが出没してもおかしくない状況で、駆除のプロフェッショナルである猟友会の協力が得られないのは致命的です。

町は「緊急時には猟友会に出動を要請する方針」としていますが、同時に**「対応してもらえるか分からない」**としており、問題解決の目処は一切立っていません。

住民が具体的な不安を口にする中、行政が「対応してもらえるか分からない」という曖昧な見通ししか示せない状況は、非常に心許ない。クマの出没は待ったなしであり、住民の安全確保は最優先事項のはずだ。トラブルの根本的な解決と同時に、町がどうやって実効性のある安全対策を早急に取り戻すのか、具体的な道筋を示す責任がある。

まとめ:副議長と猟友会の今後は?

今回の問題は、一人の町議(副議長)の高圧的とされる言動が、命がけで地域を守る猟友会の矜持を踏みにじったとされることに端を発しています。

さらに深刻なのは、町がこの**「猟友会の出動拒否」という住民の安全に直結する情報を、議会や町民に最近まで報告していなかった**という事実です。

クマの脅威が現実のものとなる中、当事者である副議長は決定的な発言を否定し、町は「対応してもらえるか分からない」と行政としての責任を果たせているとは言い難い状態です。

一刻も早く猟友会との信頼関係を再構築し、住民が安心して暮らせる体制を取り戻すことが求められますが、副議長と町が明確な解決策を示さない限り、その道筋は見えてきません。現時点では住民の安全が置き去りにされている状況と言えるでしょう。

 
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