【どこの病院?】ノーマスクで発熱外来はダメ? マスク有無をめぐり特定や賛否の声

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発熱外来で、マスクを着けずに来院した患者が、病院で50円のマスク購入を強要されたという口コミがSNSで話題に。投稿は瞬く間に拡散し、「ノーマスクは迷惑?」「マスクはもう自由では?」といった声が飛び交った。病院側はホームページに着用のお願いを記載していると反論し、双方の主張がすれ違う形に。コロナウイルスが落ち着いた今も、医療現場と患者のあいだには“マスクをめぐる温度差”が残っているようだ。

 
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発熱外来で起きた「ノーマスクトラブル」議論

ある病院の発熱外来を受診した患者が、Google口コミで「マスクを着けずに来院したところ、その場で50円のマスクを購入するよう言われた」と投稿したことから、思わぬ波紋が広がった。患者は「ホームページにはマスク必須とは書かれていなかった」「強制されたようで不快だった」と不満を述べており、この投稿がSNSで注目を集めるきっかけとなった。

10月12日にこの口コミを引用し意見を述べたのが、医師アカウントの**「ココロミくん@cocoromisupli)」**。
プロフィールによると、精神科医として神奈川県川崎市を拠点に複数のクリニックを運営し、内科・耳鼻科・小児科など幅広く診療を展開している。SNSでは医療現場の課題や患者とのコミュニケーションについて日常的に発信しており、今回も現場視点から「対応として妥当だった」とする意見を投稿した。

その発信をきっかけに、X上では「マスクは義務なのか」「医療者の対応は正しいのか」といった議論が急速に拡散し、多くのリアクションを集める事態となった。

グーグル口コミをSNSで引用して意見するのはアリ?ナシ?

今回の騒動をめぐって、「医師が患者の書いたGoogle口コミをSNSで取り上げるのはどうなの?」という疑問の声も上がっている。投稿内容には個人情報が含まれていないとはいえ、発信者が医療従事者である以上、「患者との関係性に影響しないのか」と懸念する意見もある。

公開された口コミを引用して意見を述べること自体は問題ないはず。ただし、引用の仕方やコメントのトーン次第では“晒し”や“名指し批判”と受け取られるリスクもあるため、発信側にも慎重さが求められる。医療者の立場から見れば「事実に基づく説明をしたい」という思いがあったのだろう。

コロナ5類移行後も続く“ノーマスク問題”

2023年5月にコロナウイルスが5類に移行してからは、マスク着用は個人判断となった。とはいえ医療機関での着用は今も推奨されており、その多くが「院内ではマスクをお願いしています」と発信を続けている。街ではマスクなしが増えた一方で、病院では着用がまだ“暗黙の了解”になっているのが現実だ。

もうコロナ禍じゃないしと油断しがちだが、発熱外来はコロナ以外でもインフルエンザなど感染リスクが高いのも事実。患者もスタッフも安心できる環境を守るには、まだマスクは“思いやりのツール”なのかもしれない。

SNSで広がる意見、そして病院側の反論も

SNS上では病院は体調不良の人が来る場所、マスクするのは当然とする声が多い一方、「有料で売るのは強制っぽい」「説明が足りない」と病院への批判もあった。ただ、その後の投稿でココロミくんも反論。「ホームページや院内掲示にはマスク着用のお願いをちゃんと書いてある」と説明した。一方で、患者側は「HPにマスク必須とは記載がない」という口コミを書いている為、『お願い≠必須』で主張の食い違いを見せている。

どちらの言い分が正しいかは現時点では不明だが、認識のズレがトラブルを広げたのは確かだ。SNSの炎上は、片方の声だけが先に拡散する構造になりやすい。両者がもう少し“確認する余白”を持てるといいのかもしれない。

この発熱外来の病院はどこ?ココロミくんのプロフィールから考察

SNSで話題になった投稿の発信者は、「ココロミくん」という名前で活動する医師アカウント。プロフィールには、神奈川県川崎市を拠点に複数のクリニックを運営し、精神科・内科・耳鼻科・小児科など幅広く展開していることが記されている。また、離島医療や訪問診療にも取り組んでおり、医療現場の課題を発信する姿勢が特徴的だ。

ただし、今回の口コミがどの病院で起きた出来事なのかは、現時点では特定されていない。運営法人のどこかのクリニックである可能性はあるが、公式に明言されておらず、投稿内容も“事例としての共有”にとどまっている。
現場の医師がSNSで発信することで、医療側のリアルな感情や困りごとが可視化されやすくなった。ただ同時に、患者との“オンライン上の距離感”が新たな誤解を生むリスクもある。情報が瞬時に広がる今こそ、伝え方の慎重さも求められていると感じる。

マスク着用は“マナー”か“義務”か、ゆれる社会の意識

マスク着用はあくまで任意だが、医療機関では感染リスクが比較的高いため、施設ルールとしてお願いしているケースが多い。とはいえ、“強制”と受け取られる表現を避けるため、表現をあえて曖昧にしている施設も少なくない。結局のところ「義務かどうか」よりも「相手にどう伝えるか」も大事。医療現場では“自由”よりも“安心”が優先されるのは当然のことだと思う。

医療機関の本音|マスクの無料配布はもう限界なんです

現場の医療従事者からは、「感染防止のためお願いしているだけ」「無料配布だと費用も在庫も追いつかない」という声も多い。特に発熱外来では使い捨てマスクの消費量が多く、1人に1枚渡すだけでも経費がかさむという。
無料で当然という意識が残る一方で、医療機関も限られた予算で運営している。お互いの“当たり前”が違うままぶつかると、結局は現場が疲弊してしまう。

これから求められるのは「伝え方」と「受け止め方」

今回の件は、どちらが悪いというより、伝え方と受け止め方のズレが炎上を生んだケースだ。病院はルールを明確に示す努力を、患者側は「守るべき場のルールがある」と理解する姿勢を持つことが求められている。
発熱外来という場では、感染対策も含めて“公共マナー”がまだ必要だという声も多い。お互いが「当たり前」を押しつけ合わないために、丁寧なコミュニケーションが大事だと感じる。

 
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