石平参院議員って何者？wiki経歴・学歴、中国の財産凍結や制裁措置報道

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日中関係の評論で知られる石平氏が、日本維新の会から参院比例区に立候補し、当選確実になりました。

中国・北京大学出身で哲学者としての理論的素養を持ち、帰化後は保守論壇で幅広く発言。今回は、外交や安全保障に強烈な持論を展開し、新たに国政にも携わる石平氏の来歴や政策について紹介します。

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石平参院議員とは何者？wiki基本情報

名前：石平（せき・へい）
生年月日：1962年1月30日（63歳）
出生地：中華人民共和国・四川省成都市
国籍：日本（2007年11月に帰化）
職業：評論家、著述家、政治家
代表作品：「なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか」
デビュー作：「なぜ中国人は日本人を憎むのか」2002年
X：@liyonyon　61Kフォロワー

中学時代、石平氏は近所の親切な老婆が「反革命分子」として逮捕・銃殺された出来事を目の当たりにし、毛沢東体制の恐ろしさを痛感した。老婆が処刑された理由は、毛沢東の写真が印刷された新聞紙で大根を包んだことだった。

この体験が、後の思想形成や政治的立場にも大きな影響を与えたとされています。

石平参院議員の学歴

北京大学哲学部卒業（1984年7月）
神戸大学大学院教育学研究科修士課程修了
神戸大学文化学研究科博士課程単位取得退学
拓殖大学日本文化研究所客員教授として講義歴あり

石平氏は北京大学で哲学を学ぶ中で民主化運動に傾倒し、1988年に日本へ留学。1989年の天安門事件では中国共産党の弾圧に強い失望を抱き、祖国との決別を決意した。

一方で、日本文化や孔子思想に共鳴し、日本への深い敬意を抱くようになり、後の「愛日主義者」そして日本帰化の大きな要因となったとされる。

経歴：日本維新の会から参院選に出馬

維新の石平氏が参院選比例で当選　中国出身、「誹謗中傷に屈しない」と臨んだ選挙戦 https://t.co/Hhvnl9a7vf @Sankei_newsから
— 石平 (@liyonyon) July 20, 2025

中国から日本へ、言論活動の軌跡

文化大革命期に四川で育ち、北京大学哲学部に進学。1989年の天安門事件を機に日本に留学、後に帰化し評論活動を本格化。
日本の保守論壇で存在感を増し、著書『なぜ中国人は日本人を憎むのか』などで中国や日中関係について鋭い論評を展開。その後も『China Watch』など連載を続け翻訳・著述の幅も広い。

※天安門事件とは、1989年に中国・北京の天安門広場で起きた、民主化を求める学生や市民の大規模デモに対し、政府が武力で弾圧した事件です。多数の死傷者を出し、世界的に大きな非難を浴びました。

政治活動へ

2025年2月、日本維新の会が参院比例区候補として擁立。
当初は、ネット誹謗中傷などから一度立候補取り止めを発表したものの、6月に再出馬を表明。
7月20日の参院選で当選確実となりました。

政治姿勢・主張

中国への強硬姿勢：「中国の脅威を直視すべき」と主張
憲法改正・核武装も排除しない立場で防衛強化を訴える
外国人参政権に反対し、国籍・アイデンティティの統合性重視
日本の伝統文化の擁護：「論語」や日本文明の価値を強調
南京事件など歴史認識問題では中国の主張に批判的

当初、立候補を巡って受けた誹謗中傷にも「屈しない」として臨んだ選挙戦だったようです。石平氏は、日本維新の会代表で大阪府知事の吉村氏の政治姿勢に感銘を受け、維新の会公認候補に自らアプローチしたそうです。

その強い思いが、一度は断念した参院選の立候補を考え直すきっかけになったのかもしれませんね。

中国の財産凍結や制裁措置報道

中国外務省は9月8日、日本維新の会の石平参議院議員に対し制裁を発表しました。内容は、中国国内での資産凍結やビザ発給の停止など。理由は「台湾や歴史、香港問題で誤った言論を長期的に広めたため」としています。制裁は反外国制裁法に基づくものです。

今回の制裁は、中国が日本の議員の発言に対して強い不満を示した形といえそうです。個人を名指しで制裁対象とするのは珍しく、対外的に強いメッセージを発しているとも受け取れます。ただ、こうした動きが日中関係に波風を立てる可能性もあるため、日本側としては冷静に受け止めつつ、対話の糸口を大切にしていくことが重要になるでしょう。