ウェディングドレス × 職業差別？『元AV女優』起用で炎上の理由とは？

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某ブライダルショップが元AV女優・三上悠亜さんをウェディングドレスモデルとして起用したことに対して、「AV女優が着たドレスは着たくない」というある女性のSNS投稿が波紋を広げています。投稿者の本音と、そこに寄せられた社会的な反発とは。

本記事では、騒動の発端となった投稿がSNSで議論を呼んでいる背景を深掘りしてみました。

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騒動の発端はウェディングドレス投稿

以下はXアカウント（@nou_beau）の投稿内容です。

国内の後撮りで着ようと思ってたドレスをAV女優がイベントで着てて最悪
このドレスはとあるスタジオのオリジナル衣装だからここでしか着られないし、本当に楽しみにしてたから靴とか小物自分で揃えてコンセプトも練ってたのに
AV女優に貸すって知ってたら契約しなかったんだけど〜どうしよ🫠 pic.twitter.com/X12CsOAcVw
— nou (@nou_beau) July 27, 2025

「AV女優が着用したドレスを知らずに契約していた」と不満をつづった投稿がきっかけで、SNSで議論が過熱しトレンド入りする状況となりました。

投稿者は、後撮り用に選んだ特定のスタジオのオリジナルドレスについて、「過去にAV女優が着たドレスだったと知って契約したことを後悔している」と明かしました。

該当ポストでは「靴や小物も自分で揃えてコンセプトも練ったのに」と落胆を綴り、
「AV女優に貸すって知ってたら契約しなかった」と率直な感情を表現しています。

🔥拡散と反発：「職業差別では？」との声

この投稿が拡散される中で、SNSユーザーからは賛否両論が噴出。
特に注目されたのは、「AV女優が着た衣装だからNG」という価値観が、職業に対する偏見や差別にあたるのではないかという指摘です。

「着ただけでそんなに嫌悪感を抱くのは偏見では？」
「職業で人を線引きする発言は配慮に欠ける」
「不快感の根底には差別意識があるのでは」

といった批判的意見も相次ぎ、議論はドレスの問題を超えて、**「職業に対する無意識の価値づけ」や「寛容さの欠如」**へと発展しました。

【職業差別】SNSでの反響と意見

「ウェディングドレスは誰でも着るものでしょ」「職業差別だ」という擁護派と、「神聖さを汚した」「気持ち悪い」といった批判派に意見が二極化。

一部投稿者からは「ブライダル業者の配慮不足」「表現の自由と利用者の感情配慮のバランスが重要」との指摘もありました。

誰が着てもいいはずのドレスに“資格”を求める価値観

ウェディングドレスはもともと、「純白＝純潔」や「神聖な儀式の象徴」といったイメージが強く結びついてきました。
しかし近年では、再婚者やLGBTQカップル、ソロウェディング（1人でドレス撮影を楽しむ）など、多様な人々が着用するようになり、「ウェディングドレスは自由に楽しむもの」という価値観も広まりつつあります。

それにも関わらず、「AV女優が着るのは不適切」といった声があがる背景には、いまだに“過去の職業や性的イメージ”によってその人の人間性や価値を決めつける社会の目線が残っているとも言えます。

職業差別は“表現の自由”で正当化されない

「私は嫌な気持ちになった」「神聖さを壊された」――こうした感情的反応は個人の自由ですが、
その不快感を根拠に「起用するな」「広告から排除しろ」と圧をかけるのは、表現の自由や仕事の機会を一方的に制限する行為に発展しかねません。

実際、過去にも風俗業経験者やAV出身者が就職・住宅契約・芸能活動で差別を受けてきた事例もあり、今回のような反応はその延長線上にあると見る意見もあります。

神聖＝誰かを排除してもよい」論理への危惧

「ウェディングドレスは神聖なものだから、誰でも着てはいけない」というロジックは、一見もっともらしく見えて、誰かを排除する正当化手段として機能してしまう危うさがあります。

この「神聖な文化を守る」という名目で、自身が異質だと認識する存在を排除するのは結果として差別的な発想を生みかねません。

💡 結論

今回の件は単なるドレスモデルの問題ではなく、過去の職業で人の価値をはかることや職業を理由に社会参加を制限するという、より根深い問題に繋がっている可能性もありそうです。

この一件を通じて、問題の本質や、社会が抱える“見えにくい偏見”について、今一度立ち止まって考えるきっかけにすることが求められています。

SNSに投稿する意義とは？

個人の感情や価値観を共有できる場所だから
　「嫌だと思った」「不快だった」という率直な感情を、誰かに聞いてほしい・共感してほしいという動機でSNSに投稿するのは自然な行為。
　匿名性もあるため、身近では言いづらいことも素直に表明できる。
同じ考えの人とつながれる
　「私もそれ思ってた」と共感してくれる人を見つけることで、自分の感覚が“おかしいわけじゃない”と安心できる場になる。
　ときに炎上しても、「わかってくれる人がいればいい」という前提で発信されることも。
消費者としての“選ぶ権利”を主張している側面も
　「着たくない」「抵抗がある」と感じる人が意見を発信することで、サービス提供側に対して改善や説明を求めるきっかけにもなりうる。
　好き嫌いの問題であっても、“感じた違和感”を無視せず声に出すことが大切だと考える人も多い。
表現の自由の一環ではあるが、賛否は分かれる
　こうした投稿は「言う自由」がある一方で、「それは〇〇的では？」という反論も生まれやすい。
　SNSはその両方の声がぶつかる場でもあるので、発信には影響力や責任も伴う。