【猛毒生物】ブルードラゴン「アオミノウミウシ」とは何者?クラゲも捕食すると話題に

 
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スペイン南部の海岸で発見された「ブルードラゴン」と「ブルーエンジェル」。その幻想的な姿とは裏腹に、猛毒を持ち人にも危険を及ぼす可能性が。その為、現在は海水浴の全面禁止令も発動されている状況です。

本記事では、この生物の特徴や生態を画像も交えながら解説していきます。

【猛毒生物】ブルードラゴンとは何者?

ブルードラゴン(Wikipedia)

8月22日、スペイン南部のコスタブランカ・Guardamar del Segura 海岸で「ブルードラゴン」「ブルーエンジェル」が確認され、当局が一時遊泳禁止を発表しました。

猛毒を持つ可能性のある生物が漂着したことから、観光客や住民に注意が呼びかけられています。その後、監視体制を強化したうえで遊泳が再開されましたが、依然として警戒は続いています。

ブルードラゴンは学名を Glaucus atlanticus といい、体長3~4cmほどの小型のウミウシの仲間です。背中側は鮮やかな青色、腹側は銀色をしており、上からは海に溶け込み、下からは水中に紛れる巧妙な保護色を持っています。また、胃の中に取り込んだ空気で浮力を得て、海面に逆さまになって漂う独特の生態も知られています。

その見た目の美しさに多くの人を魅了している側面もあり、猛毒を持っている事を忘れて触ってしまうと最悪の場合死に至る事もある危険な生物と言われています。

主なブルードラゴンの生息域は?

生息区域サンプル

生息域(概況)
ブルードラゴンは、赤道を取り巻く複数の海域を含む、**大洋規模での循環帯(subtropical gyres)**に分布しており、これらの海流に乗って広範囲に漂っています。図には、北・南大西洋、北・南太平洋、インド洋のそれぞれでその存在が示されています。

プーケット(タイ)について

  • 2023年8月31日および2025年7月11日に、プーケットのカロンビーチでブルードラゴン(Glaucus atlanticus)が確認されました。
  • 引き潮や風などで漂着することがあり、プーケットもその漂着エリアの一つとして報告されています。

日本について

  • 日本では、南西諸島や小笠原諸島の沖で確認。
  • 稀にブルードラゴンが潮の流れに乗って海岸までやってくることがあるとも。
  • 実際、神奈川県鎌倉市の由比ヶ浜や、静岡県御前崎市の白羽海岸で発見例あり。

ブルードラゴン「アオミノウミウシ」はクラゲが好物?

最大の特徴は、その毒性です。ブルードラゴンはポルトガル・マン・オブ・ウォーなどのクラゲを捕食し、その毒の元となる刺胞を体内に蓄えます。この仕組みによって、自らを捕食しようとする敵に対して強力な防御力を備えています。

人間が触れると強烈な痛みや発疹、吐き気、さらにはアレルギー反応を引き起こす危険があり、医療機関での処置が必要になる場合やそのまま放置すると危険な状況になりかねないとも。

こうした事例はスペインだけではなく、過去にはオーストラリアやアメリカ・テキサスの海岸でも漂着が報告されています。近年は地球温暖化や海流の変化により、生息域が広がっている可能性も指摘されており、今後も観光地の海岸で注意が必要とされています。

ビジュアルの良さで可愛らしくクラゲを食べてるように見える動画を貼り付けてますが、食べながら猛毒を蓄えているとなると少しビビりますね😭

まとめ

ブルードラゴンはその幻想的な姿から「海のドラゴン」とも呼ばれますが、猛毒を備えた危険な存在です。スペインでの発見をきっかけに注目が集まっていますが、世界各地で漂着の報告があることから、海水浴やマリンスポーツの際には十分な注意が求められます。

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