突然話題になった「古古古米はニワトリが食べている。人間様は…」という、原口一博議員の物議発言。実はこれまでにも「ネオナチ発言」や「ワクチン陰謀論」などで注目を浴びている。
今回は、“なぜそうなった?”と世間をザワつかせる発言と、彼のこれまでの評判の変化にフォーカス。経歴・時系列・SNS反応を交えながら真相へ迫る。
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原口一博議員の経歴
原口氏は東京大学文学部心理学科出身、新進党を経て民主党、立憲民主党所属のベテラン。政治歴は長く、政策通、発信力には定評があった。
政策や役職
- 1996年:衆院初当選→10期議員(佐賀県議→衆院へ)
- 2009年:総務大臣就任〜以降も要職歴に就く(政策立案や党内の影響力の源泉とも)
「おかしい」と言われる発言の数々
ここ数年、原口一博議員の発言は「物議を醸す」と注目されている。なぜ突然、言葉が過激に?その背景や真意を過去発言と合わせて時系列で整理していく。
古古古米発言の全容
立憲の“一言居士”原口一博氏が「古古古米はニワトリさんが一番食べている。人間様、食べてないんですよ。玉木さん叩かれましたけど、本当のこと言っちゃいけないですか?恐ろしいでしょ。私達の言葉を奪いに来てるんです」と。仰る通り。メディアも嘘と綺麗事は、もうやめよ https://t.co/o9N9jIWJ4k
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) June 7, 2025
- 背景:2025年5月29日頃、自身のX(旧Twitter)で「備蓄米は古古古米=家畜用」と投稿。格安米に疑問を呈するつもりが「人間のことを軽視している」と批判される。
- 党内注意:FNN取材で、立憲民主党執行部が「適切ではない」と注意を受けたと報道。
- 発言の追従:6月7日、佐賀市の集会で「古古古米はニワトリが一番食べている。人間様は食べていない」と改めて発言し、再び波紋。
- 真意の仮説:原口氏は「価格逸脱の不透明性」を問いたかったと見られますが、表現があまりに挑発的で、揶揄・皮肉に捉えられる側面も。
ワクチン陰謀・731部隊発言(名誉毀損提訴)
2025.2.25 Meiji Seikaファルマの原口一博提訴に関する記者会見
— 福田 世一@小倉台福田医院 (@fseiichizb4) February 25, 2025
もともと遺伝子製剤(mRNAワクチン)が先にあって、あとから機能獲得実験でウイルス開発がされてきた。
ワクチンとウイルスはセット。生物兵器の一環として開発されてきたと言ってる。
明治製菓ファルマだけを指してない。… https://t.co/lkUp7iesEW pic.twitter.com/adCupl9VVN
提訴の経緯:2024年10月31日、Meiji Seikaファルマが原口氏を名誉毀損で提訴方針。12月25日に東京地裁に提訴(賠償請求額は1000万円)。
発言内容の詳細
「コスタイベを731部隊になぞらえた発言」
「コスタイベを生物兵器まがい」「3発目の原爆」「人体実験」「殺人に近い行為」など非科学的な表現を複数SNSで繰り返したと指摘。
2024年10月1日には、「コスタイベ定期接種。多くの専門家が危険性を指摘」とXで発信し、“STOP ♯レプリコン”などのハッシュタグも用いた。
企業の反応
Meiji Seika社長は「社会的信用を傷つけ、接種率低下の恐れがある」と声明。損害額は最大55億円と試算。
原口氏の反論:2025年2月の記者会見で「訴状の多くは私の発言ではない」と主張。同時に「自身のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫はmRNAワクチンとの因果を疑っている」と明かし、“被害者の声を封じるな”と訴える 。
「おかしい」と言われる発言を繰り返すのは?
1. 発信力による存在感の確保
特に長期在職のベテラン議員ほど、「報道に取り上げられない=存在感が薄れる」という危機感を抱いていることも多く、目立つ発言をすることで「政治家としての存在」を強調しようとする傾向がある。
2. 支持層への“ウケ狙い”
政治家の中には「自分の支持層にだけ伝わればよい」と割り切る発信スタイルを取る者も。
極端な発言は、既存支持層の結束を強め、「自分の味方」を明確にしたいという心理が働いているのか。
3. 党やメディアへの“逆張り姿勢”アピール
「主流メディアは信用できない」「政党は腐っている」などの認識をもつ議員は、あえて異端な立場を取り、
“正論を封じられている側”として自らを演出することがあり、発言の過激化もその一環だとみられる。
4. 情報リテラシーの不足
SNSやYouTubeなどで拡散されている半信半疑な情報を鵜呑みにし、「自分だけが知っている真実」と誤認してしまうケースも少なくない。
この場合、本人に悪意がなくても、発信が社会的に危険となることも。
5. 「訂正しないことが信念」
一度批判されると、「あれは正しかった」と思い込むことで“引けない”状態になってしまう議員も一定数いる。
訂正・謝罪を「信念放棄」と感じてしまうため、さらに発言がエスカレートしていく構図になる。
6. 対話機会の減少による“偏り”
ベテランの政治家ほど、自身の周囲に反論や批判を受け止めるブレーンが少なくなり、
「ネット情報だけで世界を解釈する」「異なる意見をブロックする」傾向が強まることが予想される。
総合的に見て問題発言を“繰り返す”政治家
- 炎上などによる認知獲得
- 特定層への忠誠維持
- 自己正当化
- 情報の選択バイアス
といった複合的要因が絡み合っている事もあると推測できる。
ポイントは「一回だけの失言」ではなく、「繰り返すこと」にあるため、
単なるミスではなく、“意図”や“信念”に基づく行動と捉えられることも。
なぜ変わった?以前からの評判の変化
かつての原口氏像
- 政策通としての信頼:東京大卒、新進党・民主党での政策立案。2009年には総務大臣も務めた実績豊富なベテラン。
- 穏やかな理路整然とした発信が印象だった。
評判の変化とその背景
https://t.co/Fe82JnITol
— 原口 一博 (@kharaguchi) February 27, 2024
衆予算委第三分科会原口一博質疑
①ガザ地区における人道上の懸念と日本政府の姿勢について
②ウクライナ支援の合理性と日本の国益について
※ファシスト、ネオナチ組織(極右過激主義者)
③パンデミック合意、世界保健規則改正の問題点と日本のあるべき姿勢について
- 党内の警告経緯
- 2023年9月ごろ、ウクライナ情勢やネオナチ関連の発言で岡田克也幹事長から注意。ウクライナ大使館が抗議する騒ぎにも。
- 政党街宣参加
- 同年夏、反ワクチン・陰謀論を主張する参政党の街宣や集会で発信。「統一性に欠けている」と党内外から批判。
- 情報源の問題
- 原口氏がSNS上でロシア国営メディアや陰謀論的動画を引用し、専門家から「情報リテラシーが不足している」と懸念の声が出る。
- SNS反応引用
“党内でアンタッチャブル扱いになっている”“また過激発信か…心配する声が多い”
一部中道層からも彼の発言を危惧する投稿が増えている。 - 支持層の減少兆候
- 2024年以降、支持者内でも「自滅的」「政策より一発屋」と評される声が見られ、有権者の信頼が揺らいでいる。
まとめ+今後の注目ポイント
言葉が過激になった流れ:もともと論客タイプだったが、近年は「煽り」「陰謀論」発信の回数が増加。その結果、自身への警告・訴訟・社内外からの批判という負の連鎖が進んでいる。
今回の発言でも確実に批判を浴びる事になると予想されるが、今後の立ち回りにどう影響するのか注目される。
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