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8月14日、北海道・羅臼岳で20代男性登山者がヒグマに襲われ行方不明となる事件が発生。現場の熊は、近年この山域で報告されている“人につきまとう熊”と同一個体の可能性が指摘される。
SNSでは、通常とは違う異常行動をするヒグマに対し、某漫画の登場キャラををもじった「奇行種」というワードも浮上している。
本記事では、今回の事件概要と異常行動を繰り返すヒグマについて専門家の意見を引用しながらまとめました。
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北海道羅臼岳で男性登山者が行方不明に


- 発生:8月14日午前11時ごろ
- 場所:知床半島・羅臼岳の登山道(標高約550m付近)
- 状況:20代男性が友人と午前5時から登山。下山中、友人の約200m前方を歩いていた男性がヒグマに襲われ、登山道脇から林内へ引きずり込まれた。その際、友人は男性の太もも付近からの出血も確認、その後即座に警察へ通報し男性の救助を求めた。
- 捜索:同日中の捜索は安全確保の観点からいったん打ち切り。翌15日午前5時から再開予定とされ、道警ヘリや地元ハンターらが羅臼岳に集結。3つの登山口は入山規制に。
- 安否:男性の安否は不明のまま(午後8時現在)
2005年に知床が世界自然遺産に登録されて以降、登山客がクマに襲われたのは初めてだと言われており、増え続ける熊襲撃事件に警鐘を鳴らしている。
羅臼岳のヒグマは「奇行種」なのか?
【怖すぎ】男性を咥えて森に消えたヒグマ、奇行種だった模様 専門家「普通のクマなら人を避ける」 https://t.co/z2HqAbdYuX
— はちま起稿 (@htmk73) August 14, 2025
SNS上で飛び交う「奇行種」という呼び名は、某漫画の中で常識外れの動きをするキャラの総称から派生。過去にも北海道や東北で、人間に接近し執拗に追う、あるいは日中に人里に頻繁に現れるなど、通常の野生熊とは異なる行動を見せた個体に対してこの表現が使われてきた。
今回の羅臼岳のヒグマも、この“奇行種”にあたるのではないかと噂されている。
- 由来は『某漫画』の予測不能な動きをするキャラ=奇行種。
- SNSでは、人を恐れず接近・追尾する、昼間に人里へ繰り返し出没するなど、通常の野生熊の回避行動から外れた個体を指して比喩的に用いられている表現。危険度を直感的に共有するための“ネットスラング”として定着。
専門家:人につきまとう異常性を持ったヒグマ
北海道大学獣医学研究院・下鶴倫人准教授は「羅臼岳で最近報告されている“人につきまとう熊”と同一個体の可能性が高い」と指摘。通常、ヒグマは人間を避けるが、この個体は何度も接近を繰り返し、行動がエスカレートしているとみられるという。
また、同大学院の坪田敏男教授は「羅臼岳は登山者が多く事故は起きにくい場所だが、今回の熊は警鐘やスプレーが効かず、人を避けない行動を示しており極めて危険」と説明している。
- 北海道大学・下鶴倫人 准教授
「最近この山域で報告されている“人につきまとう熊”と同一個体の可能性が高い。人を避けない接近行動がエスカレートしている恐れがある」 - 北海道大学・坪田敏男 教授
「羅臼岳は登山者が多く本来は事故が起きにくい場所。警戒心を失い、人を避けない行動を示す個体は非常に危険。入山規制と早期対応が重要」
専門家の意見としては、従来のヒグマに対しての認識が通用しない個体が増えていることを懸念。
過去にも“奇行種”と言われた熊はいた?
過去に“奇行種”と呼ばれた熊の行動パターン
- 接近・尾行:人を見ても退避せず、登山道で一定距離を保って追従。
- 繰り返し出没:同じ道やキャンプ地、農地に反復出没。
- 人里耐性:昼間でも民家近くを悠然と歩行、威嚇に反応が薄い。
→ いずれも人慣れ・学習が進み、回避行動が崩れているサインとして危険視される。
奇行種のヒグマと…。 https://t.co/OcCR1zPg2M
— jimmy@C106 日曜日 シ57b 「自堕落工房」 (@jimmy_8195) August 14, 2025
過去には知床半島や道央エリアで、人間のキャンプ地や住宅地に繰り返し出没し、威嚇行動を取り続けた熊が“奇行種”と呼ばれたケースがある。多くは人慣れが進んだ末に駆除されるが、その過程で登山道封鎖や地域住民への避難呼びかけが行われることもあった。
SNSの過去投稿を調べると、
- 山中で人を見ても逃げず接近してくる熊
- 何度も同じ登山道に出没し、登山客を尾行する熊
- 農地や民家に繰り返し侵入する熊
昔はマタギとかの影響で鈴や爆竹の音がしたらヤバいって熊も覚えてたと思うんだよね。マタギ復活させよう。ヒグマの動画とかたまに流れてくるけど車乗ってても危ないやん。でも個体差もありそう。進撃の巨人でいう奇行種。 https://t.co/4QHANr8XgK
— チーかま(チーズかまぼこ) (@mozuku690140340) May 21, 2024
OSO18ってヒグマ本来の本能のはずの「目をつけた獲物に執着」よりも人間への警戒心を優先できるような奇行種という認識だったんだけど仕留めたハンターは「人を見ても逃げない」って証言してるんだよなあ…
— sbmt専用 (@sbxmt_senyou) August 23, 2023
#クマ
— ひとり🌱 (@Stdal_23) June 18, 2021
ヒグマをなめちいけない、奴ら時速40kmで走る皮の鎧と鉄の鉤爪装備したヘビー級格闘チャンピオンみたいなもんだ。
ある意味奇行種の小型巨人かも。
あと一つでも人里の食べ物食べてしまったら、今後そればかり食べ出すからもう山に返せない。
「奇行種」というと面白おかしく聞こえる可能性もありますが、それはあくまでも漫画内であればです。現実のヒグマでこのワードが当てはまる個体は非常に危険な事が予想されます。
ヒグマ生息区域を人間が行動する際は、十分な装備や警戒心を持つ事が最低限必要かもしれませんね。
まとめ
発生日時・反響 | 出来事 |
---|---|
8月14日 午前11時前 | 羅臼岳下山中の20代男性がヒグマに襲われ行方不明に |
同日 午後 | 入山規制や登山者の救助実施 |
専門家コメント | “人につきまとう熊”と同一個体の可能性指摘 |
SNS反応 | 「奇行種」ワードが一部界隈で話題に |