「コメは決して高くない」JA全中・山野徹会長のこの発言が、ネットを騒がせています。
5月13日の定例会見で語られた一言が、「物価高にあえぐ庶民の感覚とズレすぎている」として、Yahooコメントでは8,000件以上の反響を呼び炎上につながる可能性も。
問題は“発言そのもの”よりも、「なぜ高く感じるのか」を理解せずに“適正”と言い切ってしまったこと。
では実際、米価が上がっているのはなぜか?農家や消費者の間に何が起きているのか?
そして、価格抑制策として動いていた備蓄米政策とこの発言の矛盾とは?SNSの声も交えて、深掘りします。
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「コメ適正価格」発言に違和感の声
コメ決して高くない JA全中会長
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) May 13, 2025
→いや、さすがに1年で2倍は高いでしょ。コメ農家さんの収入が上がるのは賛成。同時に、安いコメを購入できる国民の選択も認めるべきだ。国は輸入米を制限してこの選択肢を奪っている。今、コメ政策の構造改革をしないと最後、外国にやられる。 https://t.co/yCdS1FeDCG
コメントの背景
山野会長は、「米価は長年に渡り、生産コストがまかなえていないような極めて低い水準だった」とコメントし、今がようやく適正水準だとの認識を示したようです。しかしこれは、生産者側の苦境に寄り添う立場からの主張で、消費者目線とは大きくかけ離れたものと受け取られてしまいます。
【コメ決して高くない JA全中会長】
— ミジョット・西野健一 @ 新潟県 十日町市 (@240mijot) May 13, 2025
(2回目のポスト)数日前、我が家に配られたJAの広報誌。「高い米食べて農業を支えてね。よろ」的に書いてある。 https://t.co/Ws8bchNX5q pic.twitter.com/dp7l2ksO4A
コメ価格の流通構造と現実
実際の価格上昇の背景には、複数の要因が絡んでいます。
但し、本来はここを適正価格で供給できるようにコントロールするのがJAの仕事のはず。
コメの流通構造(ざっくり説明)
農家 → JA・集荷業者 → 精米業者 → 卸 → 小売(スーパー等)→ 消費者
ポイントは、生産現場の価格はほぼ横ばい〜微増なのに、消費者価格が昨対比で大幅に上がっているという点。
これは、以下のような要因が影響していると感じます。
- 人件費・物流費の高騰(精米・包装・輸送コストの上昇)
- 流通段階の中間マージン増加(特に小売が価格転嫁?)
- 原材料・肥料費の上昇で農家が赤字回避のため出荷量を抑え→市場に出る量が減少
つまり、価格上昇の主因は「農家が儲けすぎた」ではなく、構造的なコストと供給減少によるものです。消費者が感じる“高騰感”と、JAの言う“適正価格”のギャップはここにあります。
「値下げの意思はない?」という不信感
山野会長は「備蓄米の放出もあって今後は安定していく」と語っていますが、SNSではこの言い回しに対し、
「“高止まり歓迎”と受け取れる!」(Xの投稿)
という声も見られました。実際、会見では「価格が高すぎるとは思わない」と断言し、値下げに積極的な姿勢は見えませんでした。もう少し過去と現在の状況を考慮した上で、責任ある発言が欲しかったですね。
コメント欄「炎上」の背景
どんな批判コメントがあったか
- 「今5kg4,000円超えてて高くないは無理ある」
- 「給料は上がってないのに…これで“適正”って誰目線?」
- 「現場の農家に入ってない金、誰が得してんの?」
他にもSNSでは
「“農家のため”を建前にして、価格操作してるのか?」(Xより)
といった、価格決定プロセスそのものへの不信感も広がっています。確かに、昨年は5キロ2,000円だったのが今は4,000円代と消費者が購入する金額が2倍程度になっているのが事実でここは言い訳でないでしょ。
消費者の本音は「透明性」
消費者が求めているのは、ただの値下げではありません。以下のような疑問が置き去りにされたまま「適正価格」と言い切ったことが、今回の炎上の最大要因と言えるでしょう。
- 価格の構成要素の「見える化」
- 誰がどの程度利益を得ているのかの説明
- 本当に農家が潤うなら納得できるが、実際そうなのか?
備蓄米政策とJAトップ発言の矛盾
備蓄米政策とは?
政府は物価安定のため、**年間最大20万トンの「備蓄米」**を市場に放出できます。
- 市場価格が高騰しすぎたとき
- 災害などで供給不足が起きたとき
主に、上記のような時に「セーフティネット」として作用します。実際、今年に入ってからもスーパーなどで**割安な備蓄米(5kgで税込3,000円程度)**の販売が始まりました。
トップの“高くない”発言で政策は台無し?
ところが今回、JAトップが「コメは高くない」と言い切ってしまったことで、こうした価格抑制の動きとの矛盾が今後出てくる可能性があります。
「市場に出回る価格が高くなりすぎたから備蓄米を出してるのに、JA会長が“高くない”って…誰が価格安定させたいの?」といった皮肉交じりの声もSNSでは多数。このままでは、「そもそも備蓄米政策って機能してるの?」という不信にもつながりかねません。
まとめ
それは、価格の仕組みや消費者の不満をすっ飛ばして“適正価格・高くない”と断じたこと。
価格が高くなる理由の説明や、誰のためにそうなっているのかが明示されていない現状では、消費者の不信は広がる一方です。SNS上でも、「情報開示が先」「誠実な説明こそ適正価格への第一歩」といった声が。
これからは、JAトップとして覚悟を持って米の供給と価格安定に取り組んで欲しいと思います。
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