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甲子園の試合後、広陵高校の選手が握手を求めたにも関わらず、相手校・旭川志峯の一部選手が応じなかったとして「握手拒否」がSNSで拡散。その背景には、広陵野球部で起きた暴力事件への反発感情も?今回はネットの声や真相、握手文化のルールをふまえて柔らかく掘り下げます。
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SNS投稿から読み解く“握手拒否”騒動
広陵と旭川志峯の試合後の握手拒否#甲子園#広陵高校#旭川志峯 pic.twitter.com/NJ3DP0aQUr
— 遠藤 (@Nandakkeinya) August 7, 2025
試合終了直後、広陵ナインが握手のために歩み寄るも、旭川志峯の数人がそれに応じずにベンチへ戻った。この場面がSNSで拡散され、「握手拒否か?」と一気に話題に。
ただし動画を見ると、帽子を脱ぎきちんと礼はしている様子もあり、単なる“段取りミス”だった可能性も指摘されています。
ここで特に重要なのは、ネットユーザーがこの行動を“広陵高校の集団暴行事件”と関連づけて解釈したこと。
「暴力事件を起こした学校とは握手したくないという無言のメッセージでは?」
「スポーツマンシップある拒否行動だ」
といったコメントが飛び交い、“正義の拒否”として意味づけされていきました。
実際のところの本意はベンチに即戻った数名の選手のみしか分かりませんが、今までにないほど注目されたこの試合では様々な憶測が飛びかうのは仕方ない事でしょう。
仮に握手拒否だったとしてもそれは自身の考えがあってのこと。
本来は最高の舞台のはずが旭川志峯にとっては非常にやりづらい試合になってしまいました。試合後の挨拶までやり遂げただけでも賞賛すべきでしょう。
「握手拒否」じゃなくて“忘れてただけ”説も?

一方で、握手をしなかったこと自体に“深い意味はなかった”という声も根強くあります。
- 「緊張感や焦りなどで、礼のあと握手の流れを単純に忘れただけでは?」
- 「勝った側(広陵)から近づいてきてたし、反射的に下がったのは自然」
高校球児にとって、甲子園の試合は人生で一度あるかないかの特別な時間。緊張や舞い上がりの中での“動きのズレ”は十分に起こり得ます。
また、広陵高校の過去の事件と無関係に、純粋に動線やタイミングが合わなかっただけという解釈も現実的です。
実際にすぐベンチ側に向かったメンバーは3名のようですが、礼をした後は他数名もぎこちない動きをしていたりと、試合終了後の動きも統一されていなかった印象も持ちました。
過熱する議論は「握手拒否」したと見る側が多数派ですが、果たして2回戦以降はどのような展開が待っているのか再注目されること間違いないですね。
そもそも「握手」ってルールなの?高校野球の文化

高校野球での「試合後の礼」はルールですが、握手は正式ルールではなく、あくまで“美しい慣習”。
時代や試合状況、各チームの方針によって行われたり行われなかったりもします。
実際、2000年代以前は握手自体が一般的でなかった時期もあり、「整列して礼をするだけ」が基本スタイルでした。
近年のメディアやSNS文化の中で「握手=スポーツマンシップの象徴」として美談化されている面も大きいとも考えられます。
何が起きても注目され続ける広陵高校
「握手拒否」に見えた行動は、緊張や段取りミスによる単純な“握手忘れ”だった可能性も。
ただ、そこに「暴力事件を起こした学校と握手したくなかったのでは?」という憶測が重なり、ネットでは意味深に“物語化”されたのが今回の本質。
高校球児たちを「悪者/正義のヒーロー」に二極化させる前に、まずは現場の空気や文脈を丁寧に受け止める姿勢も大切だと感じます。