日本を代表するメゾソプラノ歌手・吉武まつ子さん(76歳)が急性大動脈解離のため逝去されました。東京藝術大学声楽科卒、彩の国さいたま親善大使として地域や国際舞台で活躍されたその生涯と、音楽で紡いだ世界への影響を振り返ります。
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吉武まつ子(声楽家)とは何者?


- 吉武まつ子(よしたけ まつこ)
- 享年 76歳(2025年8月1日逝去)
- 出身地:静岡県掛川市、在住:埼玉県さいたま市
- 学歴:東京藝術大学 声楽科 卒業
クラシック・かたり・ミュージック・ポピュラーのジャンルでも幅広く活動し、国内だけでなく海外でも活躍されていました。
ジャンルを超えたユニークな活動を行っていたことでも有名で、飾らない人柄やエネルギッシュさで聴衆を魅了していたようです。
wiki経歴:声楽家として長年に渡り活躍

声楽家(せいがくか)とは、声を楽器として使い、クラシック音楽やオペラなどで歌を専門に演奏する音楽家のことです。
- ジャンル:クラシック、オペラ、宗教音楽、歌曲など
- 活動内容:コンサートや舞台での演奏、CD録音、声楽の指導など
- 必要な訓練:音楽大学や専門機関での発声・発音・音楽理論の習得
- 分類:声の高さにより「ソプラノ」「メゾソプラノ」「アルト」などに分かれる
声楽家は、身体そのものが楽器であるため、発声技術や表現力、語学(特にイタリア語やドイツ語など)も重要だと言われています。
日本歌曲やモノオペラ「かたり」を中心に活動、ジャンルを問わず幅広いレパートリーで舞台に立つ。国内外での公演やテレビ出演も数多く経験。
彩の国さいたま親善大使、加須市観光大使、ふじの国静岡大使、掛川ふるさと親善大使として地域振興にも幅広く貢献。
主要受賞歴:1998年 NHK地域文化賞、2000年 彩の国下總皖一童謡音楽賞。
リサイタル活動:「吉武まつ子と愉快な仲間たち」シリーズは1500回以上を数え、チャリティや地域交流の場として親しまれる。

吉武まつ子さんは、懐かしい日本の歌を情感豊かに歌い上げるだけでなく、モダンな演出や語り(かたり)によって新しい音楽芸術にも挑戦。
テレビのクラシック番組や全国リサイタルなどでも人気を博し、迫力ある歌声と飾らない人柄で多くの聴衆を魅了しました。
訃報と最後に(長男の大地氏が公表)


吉武まつ子さんは2025年8月1日、急性大動脈解離により76歳で逝去されました。長男・吉武大地さんが8月3日に訃報を公表し、「もっと一緒にステージを」と追悼の言葉を綴りました。
また、大地氏は母・吉武まつ子に関わる全ての方々にお知らせしたく拡散をよろしくお願い致します!と呼びかけています。
まとめ
吉武まつ子さんは、日本の歌を愛し、広く届け続けた声楽家であり、地域文化の象徴的存在でした。多くのリスナーに愛された歌声は、今後も多くの舞台で語り継がれることでしょう。